一時預かり制度について 近隣市や関西圏の政令指定都市はパート就労や緊急時とリフレッシュ保育を同…

一時預かり制度について
 近隣市や関西圏の政令指定都市はパート就労や緊急時とリフレッシュ保育を同一料金としています。一方で本市ではパート就労や緊急時の1日あたり2400円に対し、リフレッシュ保育の利用料は3,600円と1.5倍高くなっています。令和6年度は「こども誰でも通園制度」を試行実施する中、リフレッシュ保育の利用料をパート就労や緊急時より高くする必要性があるのか伺います。
(岩城こども家庭局副局長)
現在、待機児童ゼロを達成する中、本市の一時保育におきましては、パート就労等での利用は減少傾向にあることから、今後はリフレッシュ目的での利用がしやすくなる状況が進むと見込まれてございます。一方、国におきましては、保育所等の空き定員を活用し、就労要件を問わずに利用できるこども誰でも通園制度の検討が進められておりまして、本市におきましても、令和8年度からの本格実施を見据え、令和6年度よりモデル事業を実施する準備を進めております。国が示した実施要項におきましては、子供1人当たりの利用可能枠は月10時間が上限、利用料は1時間当たり300円とされておりまして、1日で10時間分を利用する場合は3,000円利用料が発生するといった状況になります。誰でも通園制度に関する国の検討会におきましても、一時保育事業は一時的に家庭での保育が困難となった場合などにおいて、保育所等で乳幼児等を一時的に預かり、必要な保護を行う事業であるため、引き続き現行の事業を継続させる必要があるとされている一方、両者の関係につきましては、令和8年度の本格実施までに整備をするような状況になってございます。
そうしたことから、リフレッシュ目的を含めまして、一時保育事業の利用料については、令和6年度から実施するモデル事業の中で、保護者のニーズや施設の声を踏まえながら、国や他都市の状況も見ながら、誰でも通園制度と一時保育の双方がより利用しやすくなるような制度となるように、検討していきたいというふうに考えております。
(上原)
一時預かり利用は事前面談が必要であり、利用までに1週間を要すると聞きます。子どもの安全のため、アレルギー対応や家庭環境の把握は必要と考えるものの、市内にはすぐに家族の助けを求めることが出来なかったり近くに身寄りが無かったりするお母さんも多くおられます。「こどもっとKOBE」などに事前に親子情報を登録出来る様にするなど工夫で、緊急時には当日預かりが可能になる様に改善することは出来ないでしょうか?
(岩城こども家庭局副局長)
アレルギーの有無など、子供の状況を在園児と同様に把握する必要があることから、原則利用希望日の1週間前までに申し込み、事前面談を受けていただくように利用者に対して案内を行ってございます。実際には、親の急病や冠婚葬祭など緊急の場合には、前日の申込みでも受入れを行うなど、個別の事情をお聞きした上で、原則にとらわれずに柔軟な対応を行っている施設もあります。こうした実情を踏まえまして、画一的に1週間前の申込みとしている利用案内については、他都市の状況を踏まえながら、施設の意見も聞きながら、見直しを検討していきたいというふうに考えてございます。