2月22日代表質疑(その2)2.神戸市公式LINEの情報発信について<上原>神戸市公式LINE…

2月22日代表質疑(その2)
2.神戸市公式LINEの情報発信について
<上原>
神戸市公式LINEは、およそ12万人が登録しており、市民に情報発信をするためには有効なツールだと考えております。
もちろん私も登録しており、受信設定でパン、開花情報、映える神戸、広報誌オンラインを選択している中、本日まで1年間で受信した情報をカウントしてみますと、広報誌11回、市政情報6回、映画3回、花5回、その他2回なのに対し、パン屋さんの情報が28回と、全体の55%を占め、非常に偏りの大きい情報発信だと思います。
神戸市公式LINEを登録している多くの市民からは、パンの情報ばかりと聞いており、せっかく登録したのに数万人がブロックするという離脱率の高さに繋がる要因ではないかと推測しています。
登録のハードルを下げるため、身近な情報発信が有効と考えてのことだと思いますが、早急に見直すべきであり、市民が知るべき市政情報、今ですと、高校通学定期無償化への市長への思いや、水道料金、市バス運賃値上げについても、動画を使うなど、わかりやすくて見やすい発信をして、市の公式LINEとしての本来目的を果たすように転換すべきと考えますが、ご見解を伺います。
<今西副市長>
LINEを使った広報につきましてご答弁申し上げます。
本市の公式のLINEは使い慣れたアプリから手軽に知りたい市政情報が入手できますように、メニューボタンに子育てや市バス地下鉄など、市ホームページの閲覧数が多いものを配置しております。
また今年度はそのメニューから公園道路などの不具合を通報できる機能や、ゴミ出し曜日のリマインド通知を設定できる機能を追加しまして、より使い勝手の良い改良を加えさせていただいてるところでございます。
一方で、このラインの強みであるプッシュ配信も活用しておりまして、ご紹介いただきましたパンとか開花情報などの分野から知りたいカテゴリを選んで配信をするということでございますが、少しちょっとパンが多いかなということはあの先生からのお話をいただきましたので、少しこれについては今後検討させていただきたいというふうに思います。
また月1回公開されるオンライン版の広報紙神戸は登録者全員に配信をしているところでございます。
先生のご指摘では、この例えば水道料金やバス運賃の値上げといったような形のものをプッシュ通信で配信すればいいのではないかというお話もいただいてございますけれども、これはもう広報の部門とも私も議論をさせていただいてるんですが、こういう値上げのようなものをプッシュ配信するとブロックが増えるということがいろんなデータからわかってるんだというような話がございまして、その配信する内容については、やはり所十分な注意を経てですね配信をしないと、ブロック数の増えてしまって実質的に伝えられなくなるリスクが増大するというようなお話もいただいてございます。
そういった状況で今現在、登録者全員の配信は、広報誌KOBE、あるいはワクチン情報、感染者数など市民がその時々に知りたい情報発信に限定をしているというような状況になってございます。
引き続きプッシュ配信に対するブロック数などのデータも分析しながら、情報発信するべき内容と適正な媒体を見極めた上で、効果的な広報に努めてまいりたいと考えてございます。
<上原>
発信が多くなるとブロック率が高くなったりするんですけれども情報発信の内容にも非常によると思うんです。いくらパンが好きでも、3回連続でパンの情報が流れてきたらそれはブロックしたくなります。
また、市民生活に影響がある情報でも、ネガティブな情報は発信しないのであれば何のための公式LINEなのかという、本来目的を忘れていませんか?と私は聞きたくなります。
発信するかどうかの見極めは誰が行い、その判断は市民の知る権利、知るべき情報発信の観点から正しいのか改めて検討していただきたいと思います。
本市の広報の中ではやはり公式LINEが最もポテンシャルが高いと私は思っております。登録者数を増やす取り組み、これは誰にでもありがたい情報である「ゴミ出し曜日プッシュ通知」が一番有効だと思いますので、この登録手順をわかりやすく記した内容を広報紙KOBEに載せたり、教育委員会のスクールで配信してもらったり、あらゆる手段で登録者を増やす取り組みをすべきと思いますが、ご見解を伺います。

<今西副市長>
公式LINEの特にゴミ出し曜日のリマインド通知といった機能面は大変便利なもので登録者数の増加に繋がっているものでございますし、私も大変便利に利用させていただいてる状況でございます。
このようなこのLINEの充実した機能を知っていただくことは大変重要だというふうに考えてございまして、ホームページや、広報誌に加えましてLINEでの広告あるいはインスタグラムでの広告などを積極的に実施し、直接的に登録者数の増加に繋がるようなPRも実施をさせていただいてるとこでございます。
またあの市役所や商業施設の大型ディスプレイ、いわゆるデジタルサイネージや市内約8000ヶ所の自治会掲示板での広報に加えまして、自治会を通じたチラシの配布ということもやらせていただいているところでございます。
さらにスマホが不慣れな方に使っていただくことも大変重要で、高齢者スマホ教室、スマホ相談窓口でこのLINEの便利な機能とか使い方というのも丁寧に説明をさせていただいてるというような状況になってございます。
いずれにしましても、ブロック数というものが増えないように注意もしながら、この市LINEによります情報発信に努めさせていただきたいというふうに思ってございますし、この市公式LINE自体のPR機能の充実による登録者数の増加に繋げるように努めてまいりたいと考えてございます。
<上原>
「公式LINEを登録してください」だけではなくて、やはり「ゴミ出し曜日プッシュ通知」にたどり着くような広報を是非していただきたいと思います。
ゴミ出し曜日プッシュ通知を設定している人っていうのはブロックしないと思いますので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。