2月22日予算特別委員会(港湾局)で質問した内容です。

2月22日予算特別委員会(港湾局)で質問した内容です。

1.10月の分散型花火大会で浴衣を着る唯一の機会が失われたこと
2.新設される神戸空港サブターミナルを魅力的に

(上原みなみ)
分散型花火イベントからお聞きします。
先週の土曜日に、私たまたまメリケンパークに少しだけ行きましたら、18時頃サプライズの花火に遭遇することができまして非常に楽しませていただきました。若い団体観光客が来られてまして、歓声が上がって、最後の花火が消えた後に拍手が起こっていました。多分神戸ファンになってくれたんじゃないかなとうれしく思いました。

さて、本題のみなとこうべ海上花火大会についてなんですけれども、コロナ前は浴衣を着て出かけるという夏の風物詩として定着していましたが、コロナ禍で開催できない状態がずっと続いていました。また、コロナが終息したとはいえない状況ではありますが、神戸のまちを少しでも元気づけたいという思いから、昨年10月には、花火の打ち上げ時間を10分間に短縮し、平日の5日間に小規模分散型花火イベントみなとHANABIが実施されました。これは、熱中症や混雑による事故回避というメリットがある一方で、神戸の若者、特に女性にとって浴衣を着る年に1度の機会が失われたという大きなデメリットがあります。夏の風物詩である花火を秋に開催したことについて、来場者アンケートではおおむね肯定的だったとお聞きしておりますが、やはり浴衣の華やかさはまちのにぎわいを装うものであり、浴衣を着ることができる夏の一大イベントがなくなるということは、若い女性たちをはじめ、市内の浴衣関連事業者、浴衣に合うフットネイル―― 足のネイルがあるんですけども、そんなネイルの事業者、ヘアアレンジなど、美容業界も含めた影響も大きいと思いますが、この点について御見解を伺います。

(川中港湾局副局長)
みなとこうべ海上花火大会は、令和元年の第49回大会を最後に、コロナの影響によって中止になっておりましたが、昨年は小規模分散型花火に変更し、3年ぶりに花火を打ち上げたところでございます。
以前の夏開催では、打ち上げ時間前から場所取りや帰路時の混雑、熱中症による救護対応を要する事態が多数あったことなどから、昨年は試行的に10月の空き開催とさせていただきました。実施期間中は、熱中症による搬送はなく、安全・安心に花火を鑑賞していただき、また、来場者アンケートでも委員御指摘のとおり、8割を超える方から秋開催のほうがよいという回答もいただいており、来年度も秋に開催を考えているところでございます。
市内の浴衣関連事業者への影響については、情報を持ち合わせていないのですが、浴衣の華やかさはまちのにぎわいに花を添えるものであると私も思ってございます。
民間事業者や関係部局とともに、引き続き情報共有をしながら、花火に限らず多様なイベントにおいて浴衣を着る機会ができるようなにぎわい創出のための取組を実施してまいりたいと考えてございます。
(上原みなみ)
ありがとうございます。夏場の花火大会というのは、特に熱中症の心配があったと思うので、10月だったら熱中症の心配はほとんどないと思いますから、それは時期としては考えられるということは分かります。例えば、さっきも考えていただけるっておっしゃってましたけども、民間事業者と連携しながらメリケンパークなどにおいて浴衣で参加したくなるイベントを行うとか、浴衣姿で遊覧船を利用すると割引価格で乗ることができるとかいう、そういうキャンペーンなどを実施して、浴衣の着用の機会を創出できないでしょうか。浴衣を着るということは、女性にとっては非日常でして、特別感があってわくわくするものなんですね。カップルにとっては愛が深まる1日になるかもしれませんし、ぜひ神戸の夏が浴衣でにぎわい、風情ある夏の神戸を演出できるように、浴衣関連事業者等への影響緩和にもつながると考えますので、ご見解をお願いします。

(長谷川港湾局長)
メリケンパークを含むウオーターフロントエリアにおきまして、浴衣を着た若い方々が訪れていただくというのは、非常に風情のある神戸を演出できると考えてございます。
先ほど委員から御提案のございました浴衣を着用して遊覧船を利用した場合のキャンペーンでございますけれども、これもう既に遊覧船の事業者によって実施されておりまして、これはウオーターフロントエリアのにぎわいの創出に寄与していただいているものでございます。
私どもといたしましても、こういう民間事業者と連携をしながら、やはり風情ある夏の神戸を演出できるように進めてまいりたいと考えてございます。

(上原みなみ)
ありがとうございます。浴衣を着て遊覧船に乗って、割引がされるというのは、ちょっと私も知らなかったぐらい知られてないと思うんですね。ぜひ広報もしていただきたいと思います。

次に、神戸空港サブターミナルについてお伺いいたします。

神戸空港では、2025年の大阪・関西万博やその先の航空需要の拡大を見据え、国内線、国際チャーター便需要に対する国内・国際一体型のターミナル整備をし、にぎわいや利便性の向上を図っていくと予算計上されています。神戸空港サブターミナル整備基本計画案を見ると、おもてなしの心とにぎわいを大切にする空間としていくことが上げられていますが、都市間競争に神戸が埋没しないためにも非常にこの点は重要だと思います。

例えば、神戸空港の就航先である宮古下地島空港ターミナルは、小さな空港ではありますが、リゾート感が満載で、思わず写真を撮りたくなるスポットとなっていますし、旅を楽しむ気分を高揚させる魅力的な空間が演出されています。

今後、神戸空港が単なる移動のための通過点ではなく、利用者の思い出に残り、デートスポットになるなど、飛行機に搭乗しない方々も呼び込むことができる空港となるために、民間事業者が持つ高度な技術やノウハウを生かすデザインビルド方式で整備していくサブターミナルではありますが、神戸空港を選んでもらえるように、特に女性、若者の視点から神戸市がしっかりとトータルプロデュースしていくべきと考えますが、ご見解を伺います。

(河原港湾局空港担当局長)
今、委員のほうから宮古島にあります下地島空港の御紹介がございました。私も行かせていただきましたけれども、まさしく委員がおっしゃるように、降り立ったときから解放感あふれる、また、琉球瓦が使われておりまして、ターミナルの天井も非常に高く広々とした空間で、時間がゆっくりと流れているなというような感じでした。こちらにつきましては、下地島エアポートマネジメント株式会社のほうで計画、設置、運営をされておりますけれども、コンセプトが空港からリゾート始まるということでございました。これを具現化した非常に印象的な空港であると感じております。

また、神戸空港のサブターミナルにおきまして、今回、我々のほうでも、海に浮かび森を感じるというコンセプトを掲げさせていただいておりまして、海・山などの神戸の豊かな自然、それから港町の発展してきた歴史、音楽、芸術などの文化と調和した神戸らしさが感じられるようなものとしてまいりたいと思っております。

委員からも、にぎわいがあって、おもてなしの心というようなお言葉もございましたけれども、空港の利用者のみならず多くの方に御利用いただき、愛される空港となるよう、また、明るく開放的なターミナルとなるよう、我々としても積極的に取り組んでまいりたいと、そのように考えております。

(上原みなみ)
ありがとうございます。女性や若者の視点が大事っていうのは、やはりSNSに上げてくれるのってその世代なんですね。ですのでその視点をしっかり重視していただきたいと思います。
SNS拡散されないとやっぱり観光客はどうしても来てくれないんですよね。私、月曜日の神戸空港に行ってきたら、これまで見たことがないぐらいすごいにぎわいがあって、観光客が戻ってきてくれるなと実感しました。展望エリアにも行ってみたんですけども、神戸空港の場合、ちょっと滑走路が離れているので、空港から飛行機と自分を一緒に撮ることってやっぱり無理なんですよね。このフェンスがめちゃくちゃ邪魔ですよね。安全のためには必要なんですけれども、このフェンスを逃して撮影しようと思ったら上に登らないといけなくて、ここに登らないといけなくて、この階段を上って、1番上のところですけれども、2~3組のカップルがいたらいっぱいになってしまうので、やっぱりちょっと撮影しにくいという状態があるんですね。
もう1つ、ここの網のところに穴が開いていて、ここからの写真撮影できるんですけども、望遠カメラ入らないですし、携帯で撮影しようと思ってもこの角度で撮影できないですよね、こうしないと。ですので、あんまり役に立ってないんですよ。ここと、あともう1つ、このちょっとチープなフォトスポットをぜひまず改善していただきたいと思うんですね。
もう1つ提案なんですけども、これ淡路島の幸せのパンケーキにある、 前もお見せしたんですけども、これまさに海に浮かぶじゃないですか、空に浮かぶ、それともう1個、この幸せの椅子、こんな感じのフォトスポットをぜひ作っていただきたいと思います。よろしくお願いします。