意 見 表 明
無所属 上原 みなみ
令和7年度神戸市各会計予算及び関連議案合計47件を下記の理由及び要望7件を付して、承認いたします。
また、「予算第1号議案令和7年度神戸市一般会計予算」等の編成替えを求める動議については、原案を承認するため反対します。
(理由)
阪神淡路大震災から30年を迎え、定額減税の影響を除いた個人市民税および法人市民税とも40億円の増収、固定資産税22億円の増収となったことや、事務事業削減により令和7年度予算は単年度収支の黒字が前年度に続いて見込めることから、震災以降最大規模の積極的投資が行える段階となりました。昨年10月からスタートした高校生等通学定期券全額補助を市外通学にも拡充された事についても評価しております。
(要望事項)
1. 地下鉄海岸線の収支改善については、喫緊の重要課題として、具体的な目標やスケジュール、目指すべきゴールを明確にし、達成が出来る外部人材確保も含め早急に取り組むこと。また、出来る限りの取り組み無しに、運賃値上げをしないこと。他局との連携も強め、ヴィッセル神戸との連携事業も最大限推進すること。
2. KOBE◆KATSU先行実施に際し、経済的事情等により本来の目的である「子供たちが主体的に選択すること」の妨げとなることが無いように、くれぐれも配慮すること。また必要な支援については早急に実現すること。仮入部のようなお試し期間を月会費を軽減した形で設けること。
3. 小学校早朝受け入れは、政令市初の早期本格実施を実現し、本市が子育ての街として周知され、子育て世代に選ばれる街となるように取り組むこと。
4. 合理的でない校則・ルールの見直しを一層促進し、神戸モデル標準服に関しても合理的でないルールを設けないよう、さらなる検証を行うこと。子ども達の「自分で考え選択する力」を育む教育を真に実践すること。
5. 神戸空港国際化スタートに伴い本市が単なる通過点とならない様、市内滞在を促進すること。また神戸ルミナリエやウィークエンド花火等の事業を最大限活かし、クルーズ船寄港の機会やアウェイツーリズム、アニメツーリズム等、取りこぼしのない国内外からの観光客誘致・市内経済活性化に努めること。
6. 青果物の集荷促進事業については、生産者団体や卸売市場のメリットに留まらず、生産者の収益拡大をはじめ、消費者が新鮮な野菜や果物を低価格で購入できるなど、市民が広くメリットを享受できる仕組みにすること。また、販売手数料を上げる等、生産者を苦しめる行為をしない様、生産者団体にはたらきかけること。
7. 市職員の「圧倒的な当事者意識」の醸成に努め、意識改革を強力に推進すること。