令和7年2月26日に行った私の代表質疑を掲載します。

令和7年2月26日に行った私の代表質疑を掲載します。(その1)
後日、動画もUPします。
1.市営地下鉄海岸線の収支改善について
(上原議員)
無所属の上原みなみです。
令和7年度各会計予算並びに関連議案について質疑を行います。
まず市営地下鉄海岸線の活性化について。市営地下鉄海岸線は、平成13年の開業以来、25年近く赤字が続いており、累積赤字は1,200億円を超え、国内地下鉄最大の赤字路線の汚名をきせられています。
当初1日当たり13万5000人の利用客を見込んで着工されましたが、現実には、令和5年度決算においても5万人に届いておりません。
地下鉄海岸線を黒字化するには、令和5年度決算値から算出すると、乗車人数の増加が見込めない場合は130円も値上げしなければならず、一方で、乗客を増やすなら、年間1,600万人、1日当たり4万4000人も増加しなければ叶わず、どちらも現実的ではない状況です。
久元市長もかねてから「政策の失敗」と発言されており、昨年度開催された高校生との対話フォーラムでは、海岸線の廃止を真剣に考えたことがあるが、沿線の労働者の通勤手段などの課題から廃止は断念したとも明かされました。
今後もさらに沿線において高齢化が予想される中、存続させるのであれば、抜本的な改革が急務であると考えますが、地下鉄海岸線の収支改善についてどのように考えているのか、まずはご見解を伺います。
(久元市長)
上原議員のご質問のうち、私からは海岸線の活性化につきましてお答えを申し上げます。
 まず海岸線を運行している交通局におきましては、交通局長をトップとした海岸線経営再建プロジェクトチームが立ち上げられておりまして、収入増と経費削減の両方の取り組みを抜本的に強化すべく取り組みが進められております。
例えば、沿線企業に一層利用していただくための営業活動の結果、和田岬駅周辺に事業所を構える三菱重工業さんでは、社内規程を変更していただき、昨年の10月から全ての経路において海岸線の通勤利用が認められました。
またヴィッセル神戸とも連携したイベント誘致も進めてもらっております。
同時に活性化のためには、交通局だけではなくて、全市を挙げた需要喚起の取り組みが必要です。
これまでも商業施設を誘致してきたほか、新長田合同庁舎、こべっこランド、こども家庭センターを整備するなど、乗車人員の増加に寄与する施設の集積を進めてきました。
沿線には大規模な開発適地も限られていることから、空き地などを活用した、入手可能な住宅の建設などを民間事業者とも協議しながら進めていくなど、需要喚起に取り組んでいきたいと存じます。
(上原議員)
まずは地下鉄海岸線の活性化について再質疑をいたします。
先ほど市長がおっしゃった、イオンもこべっこランドも、残念ながらこども連れでは車で行く場所になっているんですね。ですので、海岸線にはなかなか乗客増には寄与しない状況です。
 収支改善のためには、まずは海岸線を魅力ある路線にして、乗客を増やさなければなりません。
そこで注目するのは、海岸線沿線で、本市のキラーコンテンツであるヴィッセル神戸です。国内リーグ2連覇達成や天皇杯優勝など快進撃を続けており、人気も急上昇しています。
例えば、ヴィッセル神戸の選手に地下鉄のアナウンスをしてもらったり、一部車両をヴィッセルデザインにラッピングしたり、市営地下鉄のSNSに登場してもらうなど、ヴィッセル神戸の人気にあやからせていただきながら、本市としてもヴィッセル神戸を積極的に応援し、盛り上げていくという、ヴィッセル神戸と連携した海岸線の活性化策を推進してはどうかと考えますが、ご見解を伺います。
(城南交通局長)
ただいま、ヴィッセル神戸と連携した海岸線の活性化についてご提案いただきました。
海岸線沿線の大規模集客施設であるノエビアスタジアム神戸、これを本拠地としておりますJ1・ヴィッセル神戸、これは我々も海岸線活性化のための重要なコンテンツと認識しておるところでございます。
これまでも様々な形で連携を進めてきたところです。
最寄駅の「御崎公園駅」の階段踊り場がございますけれども、こちらにはファンの応援風景の巨大フォトグラフを飾りまして、スタジアムに向かうファンの皆様の一体感、高揚感、これを高めまして、応援が盛り上がるような演出を行っております。
また、あの昨年の天皇杯優勝、J1リーグ連覇の際には、デジタルサイネージ、ヘッドマーク、ポスター掲出などを行いまして、優勝をチームとともに盛り上げたところでございます。
ヴィッセル神戸の選手による地下鉄海岸線でのアナウンスについてご提案をいただきました。ファンの皆様にも喜んでいただけるもの、例えばイベントPR、あとマナー啓発などで実現ができないか、これにつきましてヴィッセル神戸とも検討してまいりたいと考えおりてす。
交通局のインスタグラムへの出演協力、また車両ラッピングにつきましては、契約の関係やスポンサーの獲得などの課題もあると考えておりますので、まずはヴィッセル神戸と協議を始めてまいりたいと考えております。
今年はヴィッセル神戸クラブ創設30周年のメモリアルイヤーということで、ヴィッセル神戸におきましても、観客数の増加に繋がるようなプロモーションを進められると聞いております。引き続き連携を含めまして、海岸線の活性化、沿線の賑わいづくりに取り組んでまいりたい、こう考えております。
(上原議員)
ヴィッセル神戸の試合がある日の海岸線乗客数は1日あたり、平日は往復で1万人、土日祝日は2万人も増えています。それでも黒字化には2万人から3万人足りません。ホームゲームはシーズン中でも2週間に1回しかありません。
昨年7月に開催されたMrs.GREEN APPLEのイベント開催時の乗客数は1日当たり6万2000から6万3000人増えたということでしたので、天然芝への影響も考えながらですが、もっとコンサートなど大規模イベントを誘致すべきというのはもちろんなんですけれども、やはり単発ではない継続的な、抜本的な乗客増対策が喫緊の課題であります。
そこで、他都市の取り組みを調べたところ、横須賀市が横浜F・マリノスの練習拠点をFマリノススポーツパークとして、令和5年に誘致し、久里浜の公園に新たな練習場を作った事例がありました。
横須賀市が所有する公園に市が施設を整備し、マリノスに対して管理許可を出し、年間2億円の施設利用料を受領している仕組みです。
これは選手の練習場にとどまらず、一般利用できるカフェレストランがあったり、公開練習をしたりすることで、市民が集う場となるとともに、サッカー少年たちにどんな練習をしたら試合で活躍ができるのかを見る機会として非常に重要な役割を担っております。
開かれた場所としてスポーツ振興の中心となるように、沿線の観光スポットに足を運びたくなるような魅力あるまちづくりが目的となっていて、選手やサポーターの来店によって、地元商店街の活性化にも繋がっているときしました。
一方、本市ではヴィッセル神戸の選手たちが、西区の「いぶきの森球技場」を練習場に使っていますが、周りに何も無いポツンと存在したところで、とても一般の人で賑わう場所にはならない、寂しい印象を受けました。
例えば、ノエビアスタジアム横にある芝生広場に練習コートを整備し、選手や一般の方も利用できるようにしたり、あるいは、たまにノエビアスタジアムで公開練習をして、気軽に無料観覧できるようにしたりすれば、一般の方がヴィッセル神戸、サッカーに触れる機会を創出できるとともに、海岸線の利用客も増え、一石二鳥と考えます。
この辺りを是非、ヴィッセル神戸の意向も聞きながら、神戸市として一緒に盛り上げたいという姿勢で協議を進めていただきたいと思いますが、ご見解を伺います。
(今西副市長)
この御崎公園、ノエビアスタジアムの東側の芝生広場は、日頃から多くの市民の散策の場やこどもたちの遊びの場の場として利用されるとともに、夏祭りなどの地域行事や防災訓練などの行事が定期的に開催されるなど、市民に親しまれるオープンスペースとなっているところでございます。
また、スタジアムを含む公園全体の園地管理を楽天ヴィッセル神戸株式会社が行っておりまして、同社は芝生広場を活用した市民向けイベントなどを開催するなど、周辺地域との良好な関係を築いているという状況でございます。
一方で、ヴィッセル神戸の主たる練習拠点は西区の「いぶきの森球技場」でございます。この球技場は、天然芝および人工芝サッカーグラウンドが計3面、また専用のクラブハウスなどの充実した施設を整えてございまして、この主たる練習拠点がいぶきの森であるというふうにヴィッセル神戸も認識をしているところでございます。
また、ご提案の芝生広場では面積が十分ではなく、練習場の設えに伴って、遊具の撤去などの課題も生じるということを考えてございまして、芝生広場をサッカー練習場とすることは少し難しい、現実的ではないのではないかというふうに思っているとこでございます。
引き続きイベントの開催など、スタジアムや公園の機能を生かしながら楽天ヴィッセル神戸株式会社と連携して、御崎公園を含む周辺地域の活性化に努めてまいりたいと考えております。
(上原議員)
ノエビアスタジアムの公開練習についてもぜひ検討していただきたいと思います。
Fマリノススポーツパークの最寄り駅・京急久里浜駅では、練習拠点がオープンした令和5年、乗降客数が前年度比1,200人増えています。