3月2日 神戸市予算特別委員会(港湾局)で行った質疑(その2)を掲載します。
2.ウオーターフロントの景観価値を生かした誘致とにぎわい創出について
(上原みなみ)
先日、プライベートで横浜みなとみらいに宿泊する機会があり、入港するクルーズ船を眺めながら朝食を楽しむ体験をしました。神戸も横浜と同様、港があるまちとしてすばらしい景観を有しています。ただ、神戸でこんなふうにクルーズ客船を間近に眺めながら食事をする非日常の空間がどのぐらいあるのかなと思いをはせてみたところ、ホテルも飲食店も、みなとみらいの半数以下という残念な状況です。
特に横浜のハンマーヘッドでは、20店舗以上の飲食店がまるで船の一部であるかのように岸壁に並び、テラス席を設け、観光客が船を待つ時間さえも消費につなげています。
一方の神戸では、クルーズ船を眺められる飲食店が、やはり一部に限られてしまっています。
現在京橋地区の再整備や、波止場町緑地でのにぎわい施設誘致が進められています。今後の再開発において、単なる建物の誘致にとどまらず、海側の眺望確保やテラス席の設置促進、客船の入港スケジュールと連動した飲食サービスの提供など、神戸港の景観価値を最大化するような公募条件、選定基準を設けるべきと考えますが、御見解を伺います。
(長谷川港湾局長)
直近ではマリーナの事業を進めているところでありますけれども、このマリーナにつきましてはですね、公募時からマリーナと一体的に活用をいたします第1突堤、蓮の東側緑地においてスーパーヨットが停泊するマリーナの海辺景観を生かし、そして開放的で非日常感が味わえ、市民も気軽に利用できるカフェレストランの提案を求めております。これは2027年度の開業を予定しているところであります。
そして、委員御指摘のとおりでありまして、今後の再開発におきましても、神戸港の景観価値を最大限に生かす施設誘致は重要と認識をしておりまして、事業化する区画の立地環境にもよりますけれども、新たな施設の誘致を行う際には建物のデザインや施設配置など、ウオーターフロントエリア全体の景観価値を高める視点を、重要な評価項目として設けてまいりたいと考えております。
(上原みなみ)
新港突堤などでも新しいスポットが生まれていますけれども、横浜のターミナル直結型に比べると、やはり店舗数が限定されますし、みなとみらいと神戸ウオーターフロントでは、クルーズ船を眺められる店舗等に関して圧倒的な密度の違いがあると思います。このにぎわいの密度を埋めることこそ、みなとみらいに負けない神戸ウオーターフロントになるポイントだと思いますが、御見解を伺います。
(長谷川港湾局長)
横浜の件も私も存じ上げておりますので、やはりどういった施設、まずはやっぱりこの付加価値の高い高級感のある施設も含めてですけれども、しっかり施設誘致ができるように、こういう神戸港の景観価値を最大限生かすような取組を進めていきたいと考えております。
(上原みなみ)
みなとみらいでは、遊園地もありまして、そんなに大した遊園地ではないんですけど、すごい人が来ているんですよね。そこの密度の違いっていうのをすごく感じましたので、ぜひ神戸も目指していただきたいと思います。
景観価値については、そこから何が見え、どう過ごせるかという体験の質を追求すべきだと思います。公募の条件に、海側のテラス席や客船連動サービスを明記することは、神戸市の確固たる意思表示だと思います。民間任せにせず、市がブランドをデザインしていただきたいと思います。
新港突堤や京橋地区において単に建物を建てるのではなく、テラス席から眺める客船や潮風の香りといった神戸にしかない非日常を徹底的に磨き上げ、世界中の人々がどうしてもここに来たかったと言わしめるような本物のにぎわい拠点を構築することを強く要望して、質疑を終えます。
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